ニキニキニッキーニッキ書評

ちょっとした発見と書評が

「この本読んだよ」よりかは、「この本を読んで考えたこと」を日記につけた方が良いね

読んだ本を記録するサービスを使っているが、感想を書ける文字数が少なかった。こちらに読んだ本の記録と、考えたことをまとめていこう。
今日のは教則?の本なので、考えたことは少ないけれど。

最近読み終わった本

「いきなりはじめるPHP ワクワク・ドキドキの入門教室」 谷藤賢一 著
非常にわかりやすかった。いままでPHPが何なのかもわからなかったが、ネットで多少調べて、アマゾンで検索して良さそうな入門書として購入。
やる内容としては少ないが、実際に手を動かして何か楽しげなところまですぐに連れてってくれる。つっかかりさえなければ数時間で終わる。私の場合、ミスをして気づくまで数時間かかったりして、8時間くらいかかってしまったが、「なあんだ!結局スペルミスかよ」ってなってそんなにイライラはしなかった。
中身についてはそんなに解説する必要はないだろう。詳しい説明はおいておいて、とりあえずPHPでデータベースを操作したりするところまでがわかりやすく解説されている。

「わかりやすさ」について

中身というよりかは、この本の方針の方が気になった。非常にわかりやすく書かれている。プログラムなどをパソコン関連の話題は、めまぐるしく変化していくので、わかりやすく解説出来る人が少ないのと、あとは大抵の人がパソコンが好き?なので、客観的に物事を説明できないのと、あとは厳密性に配慮しすぎて「伝える」というとても大切なことをないがしろにしているように思われる。その点この本は、本に説明されてる通り、著者はプログラムの教室を開いて教えてきた中で、わかりやすく伝える技術や、PHPのつまずくポイントなどをよく把握していたのであろう。
最近は個人のブログなどにちょっとしたプログラミングの解説などが書かれていて、結構わかりやすかったりもする。不必要に長いという特徴もあるが。 一方、本当に説明が下手くそな文章、あるいはわかりにくい「分野」、「制度」というのは非常にイライラする。最近イライラした文章はこれだ。

Apache Tomcat (アパッチ トムキャット) は、Java Servlet や JavaServer Pages (JSP) を実行するためのサーブレットコンテナ(サーブレットエンジン)である。Apache License, Version 2.0を採用したオープンソースソフトウェアであり、商用利用も多い。バージョン 7.0 は、Java Servlet 3.0、JavaServer Pages 2.2対応で、Java 6 以降が必要。 2005年以降、Apacheソフトウェア財団のトップレベルプロジェクトのひとつであるApache Tomcat Project 内で開発されている 。それ以前はかつて存在していたJakartaプロジェクト内で開発されていた。

wikipediaより。厳密性のためには仕方ないのだろうが、はっきりいって不愉快でしかない。これは別に、どこかの誰かに対して不満を抱いているのではなく、こういう分かりにくい解説しか書かれない世の中、制度というものに苛立っているのである。こうやって少しでも制度への苛立ちを共有すれば、いつかは賛同者も増えて、わかりやすい解説にあふれた世の中になるかもしれない。
このTomcatというもののわかりやすい解説文が現れる頃には私はこの言葉の意味を覚えてしまうかもしれないが、制度として、わかりやすい文章が増えて欲しい、と願うばかりである。

ただ、このわかりにくさ、というものを誘発しているのは、ひとつの何らかの枠の中に自分が没入しているということを当人が自覚できない、というようなことによって生じるように思える。ので、なかなか改善はされないだろう。少なくとも私の言葉がわかりやすく伝わるように、毎日日記でも書いて訓練をするか、と思った次第である。

良い本でした!

とまあ、考えつつも、この本は本当に良かった。続編が出ているみたいなのでそちらも勉強しつつ、他のPHPの入門書などを買ってみようかしら、と思います。良い本でした!