ニキニキニッキーニッキ書評

ちょっとした発見と書評が

皆も知ってる、現在のテレビ番組が腐敗した理由。そして番組を面白くする方法。

長期的に見れてないから

テレビがダメなのは、視聴率を取ろうとしてかえって目先の視聴率にとらわれて、長期的に、顧客を満足させようとすることを民放が怠ったから。(アタリマエだろと言われてしまいそうだ。)

答えはCMの後!番組はまだまだ続くよ!とか、
何らかの定型文を叫ぶ芸人を登場させるとか、
ひな壇で空気を読み合う芸人とか
お涙ちょうだい物語であるとか

様々である。でも彼らだって、結果的に視聴率がじわじわ下がっているのは望んでいなかったはずなので、じゃあなんでTV業界はそうなっちゃったの?と考えれば、それは視聴率を取らないとスポンサに逃げられるからである。
 

スポンサーに依存してるから

じゃあそこをうまくクリアすればいいわけで、ただ現実的なものがあるのかどうかが問題だ。有料放送にするのも手だけど、それは既にあるわけで、今の無料放送をどう活かすかで考えよう。

私という個人から思いつくひとつの解決方法がある。興味があったらテレビ業界の方、勝手に実践してみてください(見てないと思うけど)。簡単に実現できるとも思えないが
 

CMは番組単位で分けない方がいい

テレビのCMって、番組の単位と連結していますね。これが問題なのでは?
つまり、とある番組がコンテンツとして失敗して、視聴率を低下させてしまったら、そこにCMを置いた企業が損をして困る。であったら、企業のリスクを減らせば良い。
たとえばCM枠の範囲を変更してみる。
一つの番組で四回流すのではなく、四種類の番組に一回ずつ流す。CM上映時間を時間軸上に引き伸ばすということだ。
そうすると、ひとつの番組が失敗して損をするのは、四分の一のみになり、他の四分の三の番組でそこそこ視聴率を取れたら損失は減る、という仕組み。もっと細かく分けたりして、4つより多くの番組に分散させたりしてもよい。
このとき犠牲となるのは、集中して流すことによる強いアピール力。でも、そろそろそういうのって見る側としてはウザったいし、時代的に案外メリットだったりするんじゃないか? ・・・

要するに保険の仕組みと一緒のことをやればいいのでは

これは全然新しくもなんともないシステムです、そう保険です保険。
皆が少しずつお金を出し合って、怪我した人が手術費用を貰えて、皆は怪我した時のリスクを軽減できて、安心を手に入れる。沢山の人が同時に怪我をする確率はかなり低いので破綻はしない。
個人としては、期待値として損をするけど、それは安全の対価。
とにかく、ひとつの番組に企業を強く依存させないということ。企業側としては、適切な時間帯に沢山CMを流したいこともあるだろう。それをいかにテレビ側が説得できるか、ということでもあるね。あんまりぼやぼやしてテレビ側がアクションをしないでいると、企業が全部インターネットに宣伝するようになっていよいよテレビが終わるかもしれません。
 
この作戦の前提として、「番組すべてがコンテンツとして失敗するようなことはない」というものがありますね。保険の場合は、事前にしっかり怪我がどの程度の割合でおきるか計算して販売しますが、番組の質は、全部が同時に低下する可能性も十分あるから、うーん・・・・・
あとそもそも、視聴率が下がってるけど、今までが高すぎであっただけというのも大きいね。そういう数字の感覚が無いというのが、何より駄目な証拠かもしれませんが。